新年初笑い――年始から長文

と言っても、去年の大晦日にたまたま読んだ毎日新聞の話。
スポーツ欄のコラム 『’04記者メモ帳から』、第6回(最終回)。
以下、緑の部分は引用。

去年の夏から秋にかけて巨人・西武などを中心に1リーグ制移行への動きが強まった時、
敢然と反旗を翻して2リーグ維持を訴えたのが阪神だった。
当時この記者は、「どうせあの阪神のことだから本気ではない」と思ったという。
しかし、その後阪神の野崎社長がセ・リーグの各球団に働きかけるなど、本格的に1リーグ阻止のための行動に出たのを見て、考えを改めた。
そして、以前インタビューした時に野崎氏が語った印象的な言葉を思い出した。
(それは)「経済にしても今の日本の一極集中はおかしい。プロ野球も巨人のモノポリー(独占)になったらあかん」という言葉だった。
野崎社長の行動には、球団のもうけや他の思惑が働いたのも事実だが、根底にあったのは関西人ならではの反発心。
“権力”へのレジスタンスだったと思う。


ブワッハハハハ ( _ _)ノ彡☆ バンバン

阪神が1リーグ制に反対であるのは、巨人戦というドル箱の数を減らしたくないから。
それだけ。
この事は、再編問題を少しでも追っていれば子供でも知っている。
「反発」でも「レジスタンス」でも何でもない。
むしろ巨人の独占を認め、それを基盤としてセ・リーグの独占状態を維持したいだけなのだ。
それを言葉の上では 「モノポリー(独占)になったらあかん」と言っているのだから、笑止千万という他ない。

実際には、「巨人様、お願いですから見捨てないで下さい」とその足にとりすがっているに等しい。
形式上、対立しているように見えただけだ。
毎日新聞のコラムではこの事を、「野崎社長の行動には、球団のもうけや他の思惑が働いたのも事実だが」という語句に含ませただけ。
基本はあくまでも「反発」「レジスタンス」だと強調している。

選手会や国民世論が反対したことにより、1リーグ制への移行はとりあえず無くなった。
しかしこれで、阪神の立場は以前より強くなったか?
阪神他5球団としては、巨人に二度と1リーグ話を持ち出されては困る。
今まで以上に 「巨人様の言う通り」にならざるをえないではないか。

1リーグ制の是非は、ここでは問わない。
だが間違いないのは、再編騒動時の阪神の動きは、巨人偏重を再確認し、自らの立場を弱めた、ということ。

なぜ毎日新聞は、こういう記事を恥ずかしげもなく紙面に載せたのか?
今こんな事を書くマスコミは無い。
僕は、関西人のプライドが間違った方向に向いた結果だと見る。

この毎日新聞のコラム、書いた記者は関西人、OKを出したデスクも関西人らしい。
文中で関西弁で話している。
となると恐らく、毎日新聞大阪本社の文責であろう。
コラム中にもあるように、関西人には東京に対する反発心がある。
これ自体は悪いことではない。
むしろ他の地方も、関西人のように自分の出身地にもっと誇りを持つべきだと思う。
だがそのプライドは、事実が元になっていなければならない。
虚偽の上にプライドを構築して何になろうか?

恐らくこの記者は、「関西人はこうあるべき」という理想を通して事実をねじまげて見た。
その偏向した眼鏡を通して見えた物に、いつのまにか書いた本人が酔ってしまったのか、あるいは見えた物が虚偽だと知りつつ全国の読者をだまそうとしたのか、それは分からない。
いずれにせよ毎日新聞大阪本社が本物のプライドを誇示するためには、阪神の巨人中心主義を厳しく糾弾することこそ必要だった。
今後、大阪毎日がプロ野球再編問題に関する記事で反骨心を見せたいなら、『週刊プレイボーイ』を参考にすることを勧める。
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by SAKICHI_I | 2005-01-02 23:03 | その他 | Comments(0)


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