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突進するベビーカー

どうも前から、路上のベビーカーが怖い。
正確に言うと、ベビーカーを押す母親のメンタリティが怖い。道路を突進してくる。
2人の人間がなんとかすれ違えるぐらいの、狭い歩道や道ですれ違う時。ベビーカーがスピードと進路をまったく変えることなく突き進んでくることが、非常に多い。
それを押す母親は正面をにらみすえ、口をきっと結んでいる。「私はよけない」という意志が、顔に示されている。
ベビーカーは10kgほどの重い物を乗せた、金属やプラスチックの物体である。ぶつかったらこっちが怪我をする可能性の方が高い。だから当然、避けるしかない。場合によっては大あわてで道路脇の壁に貼り付き、怒濤のごとく去っていくものを唖然として見送ることになる。

一昔前、まだ「うば車」と呼ばれていた頃は、こんな事は少なかったような気がする。推測するに、ベビーカーが進歩してスピードを出すのが簡単になったのではなかろうか? その結果、路上を走るベビーカーは危険物の一つになった。押している方々が、その事に気付いていない。

ネットでざっと検索してみても、ベビーカーの悪評は多い。

・狭い歩道で、ベビーカー3台が横並びで歩いていた。他の歩行者が大きく迂回しているのに、お構いなし
・ベビーカーのためにドアを開けたら、無言で去った
・それが4台続いたこともある

突進するベビーカー_b0054053_1225175.jpgなぜこういうメンタリティに陥るのか、よく分からない。一つ想像するに、赤ん坊という完全に罪のない存在を乗せていることにより、それと一体化して動いている自分も同様に無罪だと思っているのではないか。
確かに赤ん坊の責任は0だ。ということは、押している人間の方に100%の責任があるのである。勘違いしてもらっては困る。赤ん坊を乗せていることは、他人に対する免罪符ではない。

一時キャリーバッグが路上で危険だったこともあるが、問題視されるようになってから使用者が気をつけるようになったようだ。ベビーカーの危険性も一度、社会問題にする必要があると思う。
by SAKICHI_I | 2012-07-02 12:25 | Comments(0)


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