ミタを見た

ドラマ『家政婦のミタ』を、ようやく見た。
今まで見たくなかったわけではない。一昨年放送している時に高視聴率が話題になり、一回見てみたが、話の流れがまったく分からず面白いと思えなかった。
昨年末再放送したので、いい機会だと思って最初から全部見た。

ドラマのコンセプトは、おもしろいと思った。
ミタは人の姿をしているが、実態は人ではない。「人が思っている事、したい事を、人間関係や世間体を気にせずそのまま口にしたり、実行する」という考え方・行動様式の象徴である。この考え方・行動様式を人が手にしたらどうなるか。案外、建前でがんじがらめになっているよりは事態は改善するのではないか。壊れた家庭も再度結びつくのではないか--これが、このドラマのコンセプトである。
ミタを「道具」と見てもいい。道具の中でも、使い方を間違えると人に恐ろしい害を与える、刃物であろう。そういう意味では、まさに「馬鹿とハサミは使いよう」のドラマなのだ。
アイディアとしては、興味深い。
(ただし脚本家がそういう意図で書いたのかどうかは、まったく知らない)

ドラマの終盤はミタがだんだんと「道具」ではなくなっていった。ミタがなぜ道具になってしまったかという理由を掘り下げ、それに応じてミタはどんどん人間らしい面を出していった。
実質的に道具、あるいは行動様式の象徴だとしても実際には人として登場しているから、「わけわからんロボットみたいな女だった」では済まされない。こういう展開をたどったのは、仕方のないところである。

以上が分析。さてこのドラマを見た感想はというと、全っ然おもしろくなかった。
いやおもしろくないというより、不愉快だった。ミタ以外のほぼ全キャラが、ずーーーっとギャーギャー叫んでいる。不快。極めて不快。
特に嫌いなキャラは以下の二人。
旦那:筋金入りの偽善者であるにもかかわらず、女に対してはエゴまるだしになって求め続ける
一番小さいガキ:ぶさいく。大人の会話に「○○ってなに?」といちいち口を挟んで話の腰を折る。

このドラマがなぜ高視聴率をとったのか、まったくわからない。
[PR]
by sakichi_i | 2013-01-20 02:00 | その他 | Comments(0)


<< 「夜行観覧車」が原因でアクセス急増 大河ドラマ「平清盛」の感想 >>