ラプターズのドニエル・マーシャルが現地13日の対76ers戦で3ptシュート12本を決め、LALのコービー・ブライアントが持つ1試合最多3pt数の記録に並んだ。
マーシャルは元々シュートが下手ではなかったが、特にここ数年は3ptのスペシャリストと化している。 今季は現在3pt成功数でリーグ13位、成功率で11位。 驚くべきはその生産性の高さだ。 マーシャルはスターターではなく、出場時間は平均25.2分に過ぎない。 時間あたりの3pt成功数は、数多の優秀なシューターを凌駕しリーグ1位である。 もっとも、これは昨日の試合で数字が跳ね上がったおかげでもある。 この試合を差し引き前日までの記録で計算すると、それでもリーグ3位だった。 にもかかわらず後世、この最多3pt数記録を作ったのは誰か、と問うた時、マーシャルの名はやはり予想外の部類に入るだろう。 この質問に対しまず名が挙がるのは、時代を代表するシューター、レイ・アレンやペジャ・ストヤコビッチ、点取り屋のマグレディ、ノビツキー、そして当然コービーも。 今季の勢いという意味ではQ、JJ、ナッシュらPHO勢、ルイス、ラドマノビッチらSEA勢あたりの名が浮かぶか。 この時期のNBAをよほどよく知っている人でも、マーシャルの名が出てくるのは各チームのシューターを一通り挙げた後になるだろう。 マーシャルは昨日の試合で19本の3ptシュートを放っている。 そういうことが許されるのは、各チームのエース級でもよほどの好調と好条件が重ならなければめったに無い。 ベンチスタートの選手であればなおさらである。 さて試合後の、両チームの選手のコメントがおもしろい。 なぜマーシャルが19本の3ptシュートを打つことになったのか、その辺も分かってくる。 マーシャル 「チームメイト達が僕に、打ち続けろと言ってくれた。オフェンスでどんなプレイから入っても、僕がコーナーにいればボールを渡すと」 クリス・ウェバー(PHI)「あんないいシューターをフリーにするとは、自殺行為。1Qにマーシャルに言ったんだよ。『今夜マークがゆるかったら、記録を狙え』ってね。その通りになったよ」 この言葉からすると、ウェバーはマーシャルのディフェンスではなかったに違いない。 もしそうだったらこんなのんきな事を言っている場合ではない。 マーシャル 「76ersのディフェンスは、ペイント内を重視して外を空けてる。だから打ち続けられた」 それにしてもやられ過ぎだ。 ジャレン・ローズ(TOR)の言葉がまたおもしろい。 「パワーフォワードが外から19本も打つなんてね。そういう選手はNBAからさっさと消えていくか、3ptのスペシャリストであるかどっちかだよ」 はなはだごもっともだ。 でかい図体をして率の低い3ptを打ちたがる男(アントワン・ウォーカー)は反省した方がいい。 さらにローズは、マーシャルが今年FAになることに関連して冗談も言っている。 「彼のエージェントになりたいね。今日から食事の勘定は彼がもつよ」
by SAKICHI_I
| 2005-03-15 02:41
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Comments(5)
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taketoshinkai at 2005-03-15 09:41
いやウェバー、自分が止めてやるくらいの気持ちでいこうよ!
と思ったのは僕だけでは無いと思うんですが。
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SAKICHI_Iさんおはようございます。私はBox Scoreを見て何じゃこりゃと思いました。マーシャルは顔が宇宙人みたいだと言う事だけで記憶の片隅にいた選手だったので余計に驚きました。
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佐吉(SAKICHI_I)
at 2005-03-15 12:17
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>taketoshinkaiさん
まったくです(笑)。双方基本的にPFなので、ウェバーがマーシャルについていた可能性も十分あると思います。 >ドラさん マーシャルの顔もかなり特徴がありますね。土偶とかかなり似ていませんか。目がやたら横長で大きいところなど
土偶。似てます(笑)
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佐吉(SAKICHI_I)
at 2005-03-16 11:16
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日本でしか分からない冗談ですいません(笑)
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