●San Antonio 121, Phoenix 114
ブレント・バリーがスパーズに入った時、大事な試合で相手にとって嫌な働きをする姿が目に浮かんだ。 昨日の試合でバリーが3ptシュートを5本入れたことで、その予想は少なくとも一回当たった(苦笑)。 これまでなかなか本領を発揮するに至らなかった。 外のシュートが弱点であるSAで、バリーの働きは対PHOシリーズの鍵の一つとなりそうだ。 さてこのシリーズでは、ナッシュ+アマレのピック&ロールをSAがどう抑えるのかに注目していた。 ………さすがスパーズ。 簡単にはやられない。 ナッシュはディフェンスが自分に二人寄った瞬間アマレにパスを出すのだが、SAのDはそのパスを通さない。 対マヴス線であれほどひっきりなしに決めていた2対2からのアマレのダンクだが、昨日の試合では僕の覚えている限りでは0だった。 速攻では何本かあった。 その速攻も、サンズにしては驚くほど成功しなかった。 試合を見ても少ないなあと思ったが、後でBOXSCOREを見たらFastbreak Pointがたったの6点だった。 これはもう、速攻をほぼ封じられたと見ていい。 こういう風にピック&ロールと速攻というオフェンスの二大武器を(完全にではないが)抑えられたサンズは、いつもと違い選手の個人技から得点することが多かった。 それでも100点以上あげたのは彼らの能力の高さを示してはいるが、いつもの戦い方ではない。 スパーズは、MVPポイントガードをしてさえイージーチャンスを多く作らせなかった。 昨日の試合はアマレのミドルシュートがよく入ったら食らいついたが、あれが入らなくなるとキツイな……。 リーグ最高の得点力をもつチームと、リーグ最高のディフェンス力を持つチームの戦い。 APの記事によると、プレーオフでそういうカードが実現するのは何と1975年以来、30年ぶりだそうだ。 第1戦、僕はサンズを応援しているので負けたのは残念だった。 だが貧打戦でもなく、ディフェンス崩壊でもなく、お互いの力を発揮したいい試合だった。 これからも熱戦を期待できそうだ。
by SAKICHI_I
| 2005-05-24 11:32
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