昨日の話ではあるが、やっっっと正式契約が解禁になった。
でフタを開けたらいきなり、この超大型トレードだ。 個々の移籍についてはそれぞれ噂があったが、それがこのような形でまとまって起こると予想した人はほとんどいなかっただろう。 これだから、噂の段階であまり深く考えても仕方がない。 5チーム参加、計13人のトレード。 チーム数、移籍人数でNBA史上最大のトレード。 スーパースターが含まれないから、いわゆる 「大型トレード」 のイメージは無い。 だがとにかく、規模の点では史上最大だ。 僕の第一印象は何はともあれ、よくまあ合意に達したものだと。 トレードというのはパズルのようなものだ。 お互いの思惑がかみ合った時に成立する。 参加するのが2チームや3チームであれば、手持ちのパズルをとっかえひっかえ出してみればかみ合うこともあるだろう。 だが5つものチームの思惑が一致する可能性なんぞ、確率としてはほとんど奇跡に等しい。 僕が思うに、5チームがそれぞれの要求を出してみたら偶然合致したなどということはあり得ない。 恐らく3チーム、これは以前からトレード画策の噂のあったMIA、BOS、MEMではないかと思うが、その3チームが先に合意に達し、さらにUTA、NOにオファーをしてみたら了解を得た、ということではないかと思う。 もっとも、この推測にしっかりとした根拠があるわけではない。 前回の記事にも載せたトレード相関図を再度貼る。 図にすると、一応少しは分かりやすくはなる。 だがこんな図は、一週間もすればすっかり忘れてしまう。 どのチームがどうなるのか、が重要だ。 そして、優勝戦線に関係があるという点で、またこのトレードで最も多くの選手の移籍をおこなったという意味で、いちばん注目すべきなのはマイアミ・ヒートである。 今後も選手の動きがあるだろうし、今の時点でヒートの評価をするのは早計だ。 だがこのトレード後のヒートについて僕が思うことは、「強くなるのかどうかよく分からない」 に尽きる。 J・ウィリアムスとA・ウォーカーは、弱小あるいは中堅チームのエースあるいは準エース。 優勝をねらうチームに必ずいるような、相手のエースを押さえ込むディフェンダーでもなければ、ベンチからでてきてオフェンスの流れを変える選手でもない。 (後者についてはそういう使われ方をしてこなかったので未知数) ポージーはディフェンダーとして定評があるが、昨季は怪我で活躍できなかったし、MEMが下り坂一方のE・ジョーンズと交換で出すからにはその怪我の状態が良くないのかもしれない。 今後のヒートを考えてみると、それぞれ違う派手な色の絵の具が混ざり合っているようで、チームカラーというものが想像しにくい。 分からないが、どうなるのか非常に興味深い。 来季MIAの試合を見るのが、今から楽しみになった。
by SAKICHI_I
| 2005-08-04 19:14
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