プロ野球パリーグ プレーオフ是非の件

ロッテ・オリオンズ、リーグ優勝おめでとうございます。
(補遺:×ロッテ・オリオンズ○千葉ロッテマリーンズ
何の疑いもなくオリオンズと書いているッ……! いつの話だ…? 
記念にこのまま直さずにおこう)

個人的には我がチーム(カープ)が優勝に関わるのでなければ、正直なところロッテが優勝しても町田ベアーズが優勝してもあまり変わりがない(特にパの場合はリーグが違うし)。
しかしプレーオフをざっと見た限りでは、ロッテは勢いがあり好感がもてるチームだ。

さてこのパリーグのプレーオフ、賛否両論を浴びながらも2年連続しておこなわれた。
試合内容については非常に評判がよい。
客は満員だ。
ところが先日パリーグの会長が、プレーオフの方式変更、あるいは廃止を示唆する発言をおこなった。
レギュラーシーズン1位のソフトバンクが2年連続してプレーオフで敗退したことが気に入らないらしい。
数ヶ月にわたっておこなわれるリーグ戦の結果が、ほんの数週間の間にくつがえされることに疑問を持ったのだろう。
プレーオフという制度になじみのない人間が持ちやすい疑問である。

逆に我々NBAファンは、プレーオフ制度になじんでいる。
他の人から見れば、NBAファンを含めアメリカの4大スポーツをよく見ている人はプレーオフに「精通している」と言っても過言ではなかろう。
従ってNBAファンは、プレーオフ制度に関し一家言をもっている。

プレーオフがどういうものかについては、トラックバック先のbergerさんのつれづれThe Next Generationで語られている。
僕もだいたい同じ気持ちだ。

要は、アップセットが起こってあわてるような、その程度にしかプレーオフを理解していないのなら、導入すべきではなかった。

パリーグは伝統的に、人気の面でセリーグに遅れをとってきた。
そのため、いろいろ手を変え品を変え独自色を打ち出そうとしてきた。
今の形式のプレーオフもその一つだろう。
まったくの推測だが、これにはメジャーリーグ中継の増加が影響していると思う。
多くの国民も、プロ野球上層部も、MLBのプレーオフを見て「負けられない闘い」の面白さを知った。
それを何とか日本でやれないかと頭をひねった結果であろうと思う。

しかしそこに矛盾があった。
プレーオフの緊張感と観客動員は手に入れたい。
しかし、6ヶ月間のシーズンの結果も尊重したい。
そう都合よくはいかなかった。

プレーオフを、シーズンの付け足しのように考えるとひどい目にあう。
プレーオフを導入したが最後、これだけが勝者を決める資格のある場となる。
レギュラーシーズンは、長い長い予選に過ぎなくなる。
NBAファンにとっては常識であるこれらの事を十二分に理解しているのでなければ、プレーオフを導入すべきではなかった。

さて最後に、パリーグの件と関係なくプレーオフに対する個人的意見を。
基本的な考えは、「そのシーズンの順位は、できるだけ長い期間で出た結果をもとにを決定すべきである」ということ。
従って端的に言えばプレーオフは不要、シーズンだけで順位を決めればよい。
日本のプロ野球は今もセリーグはそうだし、各国のサッカーリーグなどもそうだ。
ただしアメリカのメジャースポーツのようにプレーオフが完全に定着していれば、これに対し意固地に反対論を唱えようとは思わない。
プレーオフの緊張感もこれはこれで楽しめるし、実際楽しんでいる。
[PR]
by SAKICHI_I | 2005-10-19 19:39 | その他 | Comments(8)
Commented by gonbagonbago at 2005-10-19 23:32
お久しぶりです。酒井でございます。パリーグのプレイオフって変ですよね。アメリカのスポーツでプレイオフが導入されているのは、レギュラーシーズンが総当たり制ではないので、公平ではないというのが大きいと思うのですが。日本のプロ野球のように、完全総当たり制だと対戦カードによる不公平がないのですから、プレイオフを導入する意味がまったくないと感じるのですが。ちなみにわたしも雑記的なブログを始めてみました^^
Commented by SAKICHI_I at 2005-10-20 00:23
どうも、ご無沙汰しております!(^O^)ノ 酒井さんでいらっしゃいましたか。「ゴンバゴンバゴ」とは何のことかなと思いましたら、go NBA go NBA goなんですね(笑)
ブログ開設おめでとうございます。先ほど拝見しました。これからはブログ同業者としてもよろしくお願いいたします。
>アメリカのスポーツでプレイオフが導入されているのは、レギュラーシーズンが総当たり制ではないので、公平ではないというのが大きい
なるほど。アメリカは広大ですし、チーム数も多いですからねえ。今はNBAは総当たりになっていますが、飛行機で移動していなかった昔は無理だったろうと思います。そのころに創設されたプレオーオフ制度が今まで残っているということでしょうかね。
Commented by gonbagonbago at 2005-10-20 01:15
>NBAは総当たり

ちょっと言葉足らずでした。総当たりはそうですが、対戦する試合数が異なるので、やはり完全に公平ではないですから、プレイオフは必要だと思いますよ。
Commented by SAKICHI_I at 2005-10-20 10:39
確かNFLは総当たりではないので、その辺の事かなと思いました(^^;) NBAも2〜4試合の対戦ですから変則的ですね。
Commented by berger at 2005-10-20 10:59 x
日本のプロ野球、特にパリーグの全国的な不人気、メディアへの訴求力不足というのはかなり来るところまで来ているように思うので、より野球(パリーグ)を魅力的にみせるための方法論としてのプレーオフというのは当然アリだと思うのですよ。
だから自分はプレーオフに関しては「是」派なのですわ。
(現状のままで客やメディアを惹き付けられるというのなら、別にプレーオフなんてしなくても良いと思いますよ。やはりそれが一番「公平」ですし、実際これまではそれで成り立ってきたわけですから・・・。)

それを当事者達がファンの理解を求める前に、自分たちでプレーオフの存在意義を否定してしまっているところが何とも酷いよなぁと。
結局昨年散々騒いだ「改革」とやらも今年に入ってからとんと聞こえなくなってしまいましたし(古田氏は今年で選手会長下りるって話ですし、やっぱり頓挫ですかね)、本当に日本のプロ野球というのは危機感ないというか場当たり的というか近視眼的なモノの見方しか出来ないというか・・・。(溜息
Commented by SAKICHI_I at 2005-10-20 18:52
>bergerさん
>パリーグの全国的な不人気、メディアへの訴求力不足
そうですか・・・。僕なんかは近年観客動員なども含め急速にセパの差が縮まったような気がしていました。僕の応援している広島もマイナーチームのひとつなので自分としては不人気球団の立場も分かるような気になっていましたが、やはり知らず知らずのうちにセリーグの目になっていたかもしれません。
プレーオフというものは本格的にある程度の期間をかけてやるか、やらないかどちらかしかないと思うので、プロ野球で根付く可能性は低いような気がします。
Commented by berger at 2005-10-20 22:06 x
地域的な盛り上がりは確かにありますよねぇ。(「全国的な不人気」というのは言葉が悪かったですw)
ロッテをはじめ、ハム(北海道)、楽天(仙台)、ホークス(福岡)と、どこも球状は盛況。
各地方局の視聴率も良いみたいですし。

でも全国メディアは大して取り上げないですし、何より取り上げられる事をオーナーやリーグサイドが望んでいるわけです。
プレーオフの地上波放送がない事で多くの苦情が出るくらいですから、きっとファンだって望んでいるのでしょう。
そこらへんをどう考えるかでしょうね。
確かに地域密着と割り切れないのはプロ野球の弱さではありますが、メディアに取り上げられるよう「努力」していくことは悪い事じゃないと。
私は動機はどうあれプロ野球が魅力的なものになれば良いと思うので、しつこいようですがプレーオフ「是」派ですw
シーズンとプレーオフで違う野球が楽しめるというのは、野球ファンにとっては歓迎すべきことだと思いますしね。
ただ今の流れだと佐吉さんのおっしゃるように根付く可能性は低いでしょうね。
なにせ当事者達にその気がないわけですから・・・。
Commented by SAKICHI_I at 2005-10-21 10:23
プレーオフからは少し話がそれますが、僕は各チーム必ずしも全国で話題となる必要性なく、地元で盛り上がっていればそれが最も重要なことだと思っています。フランチャイズとはそういう物だと思うので。ですので、東京では広島カープのことが大きくマスコミに採り上げられることはありませんが、特に疑問に思ったことはありません。
(ただしそれにしても、パリーグのプレーオフが全国中継されなかったことは話になりませんが)
プロ野球の問題は、そのフランチャイズの枠を越えた独裁的な1球団(読売)が存在していることで、そのため他の球団がことさら片隅においやられています。その独裁が崩れつつある今、本来の姿になる大きなチャンスだと思います。
もっとも、bergerさんのブログに書かれていたようにロッテ優勝の翌日の新聞があのようでは、まだまだ道のりは遠いようですが(苦笑


<< TVで映画 『踊る大捜査線 NBA雑記 10/18 >>