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いくつかの話題 12/18

●MIA@CLEをJスポーツで観戦

双方とも良い。
キャヴスはオフェンスに関しては問題ない。
レブロンを起点にしたゲームプランが浸透していて、レブロン以外の選手が無理に一対一をしかけることが無い。
評判の悪いヒューズだが、僕が見た試合ではたまたま、不調だったことがない。
相変わらず問題は、107点とられるディフェンスの弱さ。
これが改善するかどうかが、来年4月までに優勝候補の一角に食い込めるかどうかの鍵となる。

ヒートもさすがに弱くない。
シャックが10点6リバウンドでも接戦に持ち込んだ。
周りの選手があの大男がコートにいることに慣れてくれば、以後もシャックは当たり前のように活躍するだろう。
ヒートは5日間で4試合目。しかもすべてロード。
そろそろ負ける頃ではあった。

●パット・ライリーの件

この件は今年の7月にはすでに米マスコミで話題にのぼり、ライリーがMIAのコーチに戻ることは既定路線であるかのような書き方をされていた。
それを読んだ時は半信半疑だったが、今思うとあらためてその情報収集と考察の確かさに感心する。
今回の復帰劇に関して僕が思うのは、ライリーとシャックの二人で動かしたなと。
シャックはけっこう露骨に、スタン・ヴァンガンディへの軽侮を態度にあらわしたらしい。
一応建前上はコーチに従う立場でも、NBAにおける存在の大きさはヴァンガンディをはるかに上回るこの男。
そのシャックが以前からライリー復帰を求めていることは、ライリー自身も知っていた。
そしてシャックが来なければ、MIAが優勝候補の一つになることはなかった。
シャックがライリーを求めていることと、MIAが強豪になったことが、ライリーがコーチ復帰に乗り気になった要因だと思う。
MIAが強くなったことはライリーのGMとしての業績でもあるが、最初からコーチ復帰が念頭にあったわけではなかろう。

ヴァンガンディが自ら辞めたことは事実だろう。
辞めさせられたわけではない。
だが、4回優勝、歴代プレーオフ勝利数2位の名将の復帰の噂が高まる状況で、心中おだやかでいられる訳がない。
少々口の悪い言い方をすれば、「間接的解雇」 と言っていい。
ライリーは解任するという汚れ役を引き受けることをしなかったが、かといって実質的解任という見方をされることは変わらない。
結果、ヴァンガンディは被害者、ライリーが悪役という印象を世間に与えることとなった。

ではライリーはどうすればよかったのか?
要するに、弱い時に放り出したチームに、強豪になってから戻るということ自体が、どこをどう取りつくろっても恥なのである。
ライリーはその恥を甘受して、コーチ復帰を決断した。
昨季の成績(カンファレンスファイナル)を下回ることは許されない。
LALのフィル・ジャクソン同様、これまでのコーチとしての名声を汚す覚悟が要る。
今季、見どころがひとつ加わった。

●ロン・アーテストの件

なぜアーテストがINDを出たいのか、僕はよく知らない。
ごく最近、発言を撤回したというような情報もある。
僕が今思うのは、トップアスリートに対しこう言うのも変だが、ある意味かわいそうな人だなと。
普通にやっていれば、キャリアのほとんどを名実ともに一流プレイヤーとして過ごすことができるだろう。
彼の気性の激しさはそのディフェンスの良さに寄与しているとはいえ、それを発揮する場がコントロールできないのでは仕方がない。
どこかへ行くことになるのか、残留することになるのかは分からないが、自分の応援しているチームには来てほしくない。
by SAKICHI_I | 2005-12-18 23:08 | Comments(0)


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