白石さんはおもしろいが、アンタはおもしろくない。

久々に、他人のブログに文句をつけてみる。

余談から。
本来ブログをあまり批判の対象にすべきではないと思う。
少々大仰な話になるが、weblogというものは、発信することが人類史上最も簡単なメディアである(マスメディアではない)。
とてつもない数の人が参加しているから、内容の未熟なもの、文章のつたないものもそれに比例して多い。
要は、ブログを批判の対象にすると切りがない。
だがある程度人気のあるもの、知名度の高いものについては、それに応じて公共性が発生し、同時に批判される 「義務」 も発生すると考えてよかろうと思う。

さて、生協の白石さんである。
白石さんは、おもしろい。
当然おもしろい。
一体どこが面白いのか、考えてみた。
白石さんの本に掲載されているのは、ほとんどが馬鹿馬鹿しい質問だ。
僕は本を持ってないので断言はできないが、多分そうだと思う。
普通の質問に対しては、白石さんも普通の回答しかしようがない。
そういう、本来切り捨てるべき馬鹿馬鹿しい質問に対し、大真面目に、親身になって答えること自体がものすごく風変わりで、おもしろいことなのではないかと思う。

ところが白石さんはおもしろいが、それを紹介しているブログはおもしろくない。
がんばれ、生協の白石さん!
僕はこのブログを見つけた時、「白石さん」 てこの程度だったか、と思った。
だが掲載されているのは正真正銘、東京農工大生協の白石さんに対する質問と回答のようである。
同じものを読んでも、なぜこっちはおもしろくないのか。

1)文字の修飾が多すぎる。
これが第一にまずい点。
字を赤くしたり、青くしたり、太くしたり、大きくしたり、とにかく修飾が多い。
ここで笑えと思う箇所の文字を、管理人の勝手な判断で大きくしている。
これはすでに、「白石さん」 ではない。
「ひとことカード」 での生真面目な、ある意味無表情で淡々と語るのが白石さんだ。
あの口調で語るからこそおもしろい。
要するに受けようとする白石さんなんぞ、白石さんではない。

2)管理人の文章が多すぎる。
このブログ、白石問答を紹介するブログでありながら、管理人の私的ブログでもある。
文章の半分以上は、管理人の個人的感想や体験談だ。
内容もあまりおもしろくないのだが、それはいいとして、そもそも白石問答以外の文章がそこまで多いこと自体が間違っている。
余計なものはいらないのだ。
ならなぜ書くか? 答は簡単だ。
「白石さんがおもしろいだけじゃない。俺が紹介する白石さんだからこそおもしろい」
と読者に思ってほしいのである。
俺が俺が意識まるだしであのブログをやっているからだめなのだ。
自己顕示欲が旺盛なこと自体は、問題ない。
僕自身もそうだが、多かれ少なかれ自己顕示欲がなければ、自分の日記を公開するというようなあほな事はやらない。
問題はそれを、白石さんを紹介するブログで満足させようとした事にある。
たとえば料理なら、素材が良ければそれを最大限に味わうための、最小限の味付けにとどめるべきだ。
不味いソースをかけてはいけない。
彼が自分の文章力とユーモアを他人に認めて欲しいなら、他のブログなりサイトなりでやるべきだった。

さてそういうわけで、僕は白石さんが好きだが、あのブログをあまり読んでない。
単なる文字の羅列にしてくれるだけでいいのだが、多分そういうことはあるまい。
この記事は一応トラックバックをしておいた。
相当な数のTBがあるから、向こうの管理人がこれを目にすることはまずないだろう。
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by SAKICHI_I | 2006-02-22 18:24 | その他 | Comments(0)


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