NBAプレーオフが目前に迫った。
この時期、いつも考えることがある。 会場となる各アリーナのスケジュール管理は大変だろうと。 シーズンの開始前に、レギュラーシーズンの全日程とプレーオフの開始日は決められる。 しかしそれ以外は何も決まらない。 各チームについては第一に、出られるのかどうかという根本的な問題がある。 出ることが決まっても様々な要因によりスケジュールが変わる。 まず対戦相手に対しホームコートアドバンテージがあるか否かで、会場の使用日がまったく逆になる。 次にシリーズの勝敗により、7試合のうち何試合までおこなうかが変わる。 シリーズを制して勝ち上がった場合、対戦相手がいつ決まるかにより次のシリーズの開始日が変わる。 NBAプレーオフでは対戦する2チームが決まれば、他のシリーズの進行に合わせずさっさと始めてしまう。 で僕が大変だと思うのは、推測だが、どの会場もバスケ以外の興業にも使用しているだろうからだ。 つまり会場が空いている期間は、できるだけ使用権を売りたい。 だがNBAプレーオフのように日程がめまぐるしく変わるイベントをやっていては、直前にならなければ空いている日が分からず、そうなると良い買い手を見つけるのはほとんど不可能だろう。 例えばスポーツや音楽のイベントのように、何ヶ月も前から場所を告知・宣伝するものは無理。 投げ売りで一応客をとっているのか、それともほとんど空いたままにしておくのか、僕には分からん。 参考までに横浜アリーナの使用料を調べたら、1日約500万円だった。 だいぶ前のことだが広島カープがシーズン終盤に優勝争いをしていた時、印刷が間に合わなくなるので優勝が決まらないまま日本シリーズのチケットを作った。 残念ながらそれは無駄になった。( ´Д`) NBAプレーオフではそういう無駄や右往左往が、カープの例とは比べものにならないくらい多く生まれるはずだ。 NBAだけではなくアメリカのメジャースポーツはみな同じ。 彼らとしては慣れたものだろうと思う。 だが僕はいつもこの時期、感心する。 よくまあとどこおりなく日程をこなせるものよ、と。 さてそれに関連して思い及んだことがある。 プレーオフの日程が定まらない以上、NBA30チームすべてがプレーオフの行われる可能性のある日まで、すなわちすべてのシリーズが7試合までおこなわれると仮定した場合の最後の日まで会場を空けておかなければならない。 これも推測ではあるが、間違いないと思う。 ファイナル期間に他の予約が入ったアリーナをホームにしてシーズンを闘うなど、リーグを馬鹿にしているとしか思えない。 つまりホークスもボブキャッツも、ファイナルまで他の興業の予約を一切いれずに待ち受けているはずだ。 これはプレーオフ進出の可能性が無くなる最後の瞬間まで続く。 その時まで律儀に会場を空けているアリーナ運営者と、ホークス職員がそれをどれだけ無駄な事だと考えているだろうかと想像すると、気の毒なような可笑しいような気がする。 推測を元にあまり話を発展させても仕方ないので、この辺でやめておく。
by SAKICHI_I
| 2006-04-21 18:02
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Comments(3)
プレーオフ1stラウンドに出る可能性は16/30と5割以上だから、ドアマットチームでも間違って(?)出られるかもしれませんからね。
野球にまったく興味がなくなって久しいのでおぼろげな記憶なのですが、日本シリーズかなにかで、球場が使えなかったという間抜けな事件がありませんでしたっけ?
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reds
at 2006-04-23 02:15
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佐吉(SAKICHI_I)
at 2006-04-23 09:54
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>teshi-hiさん
特に3Div制になってからは、低い勝率でもディビジョンを制してプレーオフに出る可能性がありますね 。 日本シリーズの件、僕もよく知らなかったんですが1962年、神宮球場を学生野球で使うので使用できなかったということがあったそうです。 >redsさん 僕もそう思います(笑)。プレーオフには出られないわ、会場は会場はあいているわでは泣きっ面に蜂ですからねえ。10勝30敗とかになってもプレーオフの日程を空けておくのは気の毒すぎます。
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