『KINGKONG』 突っ込みどころ多い

新作の方の 『キングコング』 をレンタルで見ますた。
全体として眠い映画だった。

ピーター・ジャクソンと言えば『ロードオブザリング』である。
で、この『ロード』シリーズの最大の見どころは何かというと、特殊メイクとCGでできたクリーチャー(化け物)と、同じくCGでできた壮大な戦闘シーンである、と僕は思っている。
しかしその二つが映画史上でもまれな高いレベルに仕上がっていたため、それだけでも充分に見る価値があった。

『キングコング』でも、見るべき箇所はCG場面だけ、という意味では『ロード』と同じ。
だがこっちは、見る価値のある場面がロードに比べて圧倒的に少ない。

3時間という長丁場のうち最初の1時間は登場人物の事情やら舞台背景やら何やかんやの説明に費やされる。
この時間帯は眠くなるというよりは実際寝ました。
目が覚めた時に船が島に近づいていたので、ちょうどよかった。

そいで島についたら、驚いたことに「コングの島」じゃなくて「恐竜の島」なんだこれが。
コングよりでかい恐竜たちが、何十匹も我が物顔で徘徊しておる。
キングコング、島の主役じゃねーじゃん。
人間が恐竜に近づいたら、大人しいはずである首長竜(ブラキオサウルス?)が一匹残らず、猛スピードで人間を追いかけ始める。
で、なぜか崖っぷちまで追いかけてきて恐竜は足を滑らせてどんどん谷へ落ちていく。
そういう意味のない独り相撲を描いてどうする。

それから、例によってコングが女性をさらって住処へと持ち帰るのだが・・・・
コングの身軽なこと身軽なこと。
丘から丘へひょいひょいと飛んで、土が崩れないし地面も揺れないてのはどういうことよ。
その間、手につかんだ女性をブンブンと振り回しておる。
全身粉々になってなきゃおかしいだろありゃ。

それからこの映画の最大の見せ場である、コング対ティラノサウルス?3匹の戦いとなる。
ここも化け物どもの動きが速すぎて、重量感が全くないのよ。
そういう数々の文句がありながらも、この場面は緊張感があってなかなか良い。

この場面に次ぐ見どころは、人間よりでかい巨大なヒルやらクモが人間を襲う場面。
その気持ち悪さに(悪い意味で)背筋がゾクゾクしましたわ。
あのキモさからするとこの監督、ホラー大好きだとしか思えん。

映画の見どころ、以上。
コングがアメリカへ連れて行かれてからは、退屈な映像だった。

ストーリー的には、何と言っても島が恐竜島だったのがおかしい。
あれじゃコングは単に、多くの化け物の一つになってしまい、人間がコングだけに注目するわけがない。
そういう風にこの映画、細かい部分のリアリティ(つじつま合わせ)が欠けている。

レンタルが1泊2日だから、昨日無理して見た。
後半の途中でも一回寝たが、戻して見ようという気にはならなかった。
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by SAKICHI_I | 2006-05-29 18:08 | その他 | Comments(0)


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