プロ野球が終わり、雑感

日本シリーズの最終戦、僕は試合を見なかったので後から知ったのだが、8回までパーフェクトピッチングしていた投手を9回に交替させたそうで。
うーん、まあ別にどっちでもいいですねえ。
ああそういう判断をしたんですか、てなことしか感想がない。
ただ僕が思うにあの場面、「替える」ことの方が「替えない」ことよりはるかに困難だっただろうと。
もし替えずに打たれても、落合が非難されることはなかっただろう。
替えて、岩瀬がきっちり抑えて勝っても、賛否両論吹き出る。つまり今の状況である。
監督にとっては山井続投の方が、ずっと楽な、安易な選択だったはずだ。
それを替えた落合っつー人は、まあ勇気があるんだろうし、非常に変わり者だなあ、とあらためて思った。

ところで、「クライマックスシリーズ」(CS)というものについてである。
僕はてっきり「プレーオフ」だと思っていたが、そうではないらしい。
リーグの優勝はシーズンで決め、クライマックスシリーズは日本シリーズの出場チームだけを決めると。
そしてシーズンは巨人が勝ち、CSは中日が勝った。
巨人ファンはドン引きし、鍋ツネは激昂して優勝パレードを中止した。
僕はアンチ巨人なので、このこと自体はお腹が痛くて仕方ない。
が、この制度自体に欠陥があることもまた間違いないだろう。

巨人ファンでなくても、プロ野球を見ているほとんどの人が思ったはずだ。
「シーズンで優勝しても、CSで勝たなければ何の意味もない。」
現場の選手・監督もそう思っただろう。
いくら公式にはシーズンの勝率1位が「優勝」だとしても、人々の印象としてはCSに勝利し日本シリーズに出場することの方が、「リーグを制す」ことに近い。
つまり、現行のCSは公式にはリーグ優勝を決める=プレーオフではないが、実質的なプレーオフと化してしまった。

もしこのシステムが来年以降も続くなら、以下のような現象がおこるだろう。
シーズンの1位ではなく、3位以内に入ることと、CSでチーム力が最高潮に達することが各チームの目標になる。
かくして半年以上にわたる144試合は、クライマックスシリーズで5勝するための長い、長い予選となるのである。
我々NBAファンは、この事を知っている。
だから昨季のプレーオフで勝率1位のダラスが一回戦で負けても、ダラスをののしる人間はいるが、プレーオフをやめてしまえという人間はいない。
プレーオフでは、1週間で半年間の結果が消滅してしまう。
そのことを覚悟できないなら、プレーオフを導入すべきではない。
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by SAKICHI_I | 2007-11-03 22:16 | その他 | Comments(0)


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