数日前高額の契約延長を要求し、「延長しないならトレードしてくれ」とまで言って物議をかもしたティンバーウルヴズのラトレル・スプリーウェル。
地元マスコミに叩かれ、NBAコミッショナーには怒られ、少々反省するそぶりを見せた。 特に問題となったのが以下の発言。 「俺には養わなきゃいけない8人の子供がいるんだよ」 自分では庶民の収入からかけはなれた高額契約を要求しておいて、その理由に庶民感覚を持ち出すとはまったく失笑ものである。 まあ口がすべったんだと思う。何でもいいから理由は多い方がいいと思ったんだろう。 こういう話を聞くといつもがっかりする。 チームへの忠誠心は微塵もないのかと。 「忠誠心」という言葉が封建的で古くさいなら、「愛」はないのかと。 確かに、スプリーウェルは自ら望んでウルヴズに来たわけではない。 だが、昨季のウルヴズの躍進、念願のプレーオフ一回戦突破、レイカーズとの激闘…… ガーネット、カセールというオン・オフコート共に認め合う仲間を得て久々に輝いたスプリーウェル。 こっちとしちゃ、ウルヴズに対する思いが何か発生したと思いたいわな。 ところが。たまたまですか。ああそうですか。 その時契約面で合意に達したチームに、たまたま居るだけだと。 トレードされたから来ただけですと。 寂しいですナァ。 スプリーウェルが要求した契約は、一説によれば、現在の契約(年俸1460万ドル)を上回る額の3年契約だと言う。 ファンタジーNBAで、選手の動向に対するコメントが出る。 スプリーウェルにはその中に書いてあった以下の言葉を贈りたい。 「ウルヴズがスプリーウェルに提示したのは、3年約2900万ドルの契約(噂)。 契約終了時に、スプリーは37歳になる。 彼にそれ以上の好条件の契約を提示するチームが、あるわけがない。 いさぎよく受けるべきだ。 大統領選の投票のために並ぶ(短い)時間の間に、庶民の一年間の収入を越える額をかせぐような契約なんだから」 ただし、合意にいたろうがいたるまいが全力でプレーする、と本人はと言っている。 それだきゃ守って下さいよマジで。
by SAKICHI_I
| 2004-11-04 20:55
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