この10年で最高の映画の一つである

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ティム・バートンの傑作により基調を与えられた映画 『バットマン』 シリーズは、いくつかの駄作を経て、クリストファー・ノーランの手によりここに再び傑作を生み出した。

ゴッサム・シティにはびこる悪を撲滅することに命をかける新任検事。
同業者のマフィアからも忌み嫌われるほど凶暴・残忍で、しかしその凶暴さゆえに暗黒街での勢力を増していく男:ジョーカー。
そして法制度の枠外にいるため、ヒーローでありながら警察にも追われるバットマン。

凶暴な破壊者であると同時に狡猾な策士でもあるジョーカーは、人々の悪意を最大限に引き出そうとする。そして彼は、ゴッサム市民がその清廉さを最も信じているある人物を罠にかけた…………

ストーリー、アクション、演技、演出がすべて素晴らしい時の映画の凄さ。
アクションシーンは、CGっぽさを感じない。CG映画時代において、「どうせCGだから」と観客に思われないことは最も重要なことのひとつ。パンフレットをざっと読んだところによれば、実際CGではなく本物を使った場面も多いとのこと。

そして、ジョーカー。ジョーカーが画面の中央にいるだけで、緊張感がみなぎる。何をするのか。何が起こるのか。誰が犠牲になるのか……。
第1作がジャック・ニコルソンのバットマンであったのとほぼ同格の意味で、ダークナイトはヒース・レジャーのバットマンであろう。

駄作を50本見ようとも1本こういう作品に出会うだけで、映画というものがこの世にあってよかったと、心から思う。
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by SAKICHI_I | 2008-08-27 08:53 | その他 | Comments(4)
Commented by Xzibit at 2008-08-29 05:11 x
同意です。 ここまで何度も見たいと思わされる映画は初めてです。ヒース・レジャーのジョーカーは完璧でした。究極の悪でありながら、とても魅力をもったキャラクターに仕上げてくれました。この人の演技をもう見れないと思うととても悲しいですね。 二時間半ながら、映画に引き込まれ全く時計を見ることなく終わりました。なんといってもやはり場面場面に漂う緊張感が凄いです。 十年に一度の傑作という言葉、まさにその通りだと思います。
Commented by SAKICHI_I at 2008-08-29 22:17
Xzibitさん、初めまして。コメントありがとうございます。
僕も2時間半、画面から目が離せませんでした。ちなみに後半はトイレに行きたかったんですが、行けませんでした。
エンドロールが終わっても、僕も周囲の人も容易に立ち上がれませんでした。
ヒース・レジャーはすごかったですね本当に…。口をぺちゃぺちゃ言わせながら話すのが耳に焼き付いています。
Commented by コウ at 2008-09-05 23:14 x
すばらしかったです。
ヒースレジャーをもう見れないかと思うと残念です。
抜き身のギラギラした刃物みたいな迫力でした。

ストーリーは救われないで一杯でしたがまぁそれは仕方ないですね。
Commented by 佐吉 at 2008-09-06 10:43 x
>コウさん
ご覧になりましたかー。この映画の凄さを分かち合う人が増えるとうれしいです。

ストーリーは確かに絶望感に満ちているんですが、客船の中でボタンを押すかどうかというくだりがあるじゃないですか。結果はちょっと偽善的ではありますが、あれもまた人間の一面を表していて、この映画の好きな部分です。


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