これでいいのか「サラダ」

最近、でもないが近年コンビニとかファミレスで、腑に落ちないことが多い。
「サラダ」という名の付くメニューに入っている野菜が、煮てある。揚げてある。肉が入っている。
野菜が少しでも入っていれば「サラダ」なのか。それなら、大根の入っている豚バラ煮込みも、ブリ大根も、肉じゃがも、おでんもサラダではないか。

納得がいかないので、wikiで調べてみた。
「野菜などに塩、酢などの調味料をふりかけるか、和えて盛りつけた料理の総称。生のままの野菜や、野菜を煮たものを冷ましてから盛り合わせ、ドレッシング等をかけて食べるものが一般的だが、野菜以外の材料を多く含む「卵サラダ」、「ツナサラダ」などもサラダと称される。」(一部省略)

というわけで、「生野菜」という縛りは全く無いらしい。野菜以外の物が入っていてもいい。
ここまでゆるい定義なら、無いも同然ではないのか。例えば「おかず」と言うのと大きな差はない。「セブンイレブンで、新作のおかずが発売されてた」。これではどんな商品なのか、さっぱり分からない。
wikiの文章から何とか共通項らしきものを見つけるとすれば、「冷ました野菜」ということか。これだけなのだろうか。だとすれば、冷めた肉じゃが、冷めたおでんも「サラダ」ということになるわけである。
僕が最近仰天したのは、「ステーキと香味野菜のサラダ」。名前の通り、フライパンで焼いたステーキに野菜が付け合わせてある。カロリーは516kcalある。もはや、野菜が主役ですらない。

「サラダ」という言葉の定義として何が正しいのかは知らないが、僕にとってサラダと言えば生野菜だ。そして日本でも、伝統的にそうあったと思う。
一度それで定着したのだから、それを崩すべきではない。でないと、「サラダ」と言った時にどういう料理なのか分からなくなってしまう。

なぜ、こうなってしまったか。僕は外食業界・食品業界の思惑だと思う。どんな料理でも、「サラダ」という名が付くだけでカロリーが低いと錯覚してしまう。あるいはカロリーが高いと分かっていても、「これはサラダだから」と自分を納得させてしまう。こういう効果を、特に女性に対して期待したのである。
居酒屋の膨大な量のサラダも、同じ効果を狙ったものだろう。チーズをまぶしてあるし、あんなもん生では食えないからドレッシングが大量に必要だし、総計どんだけのカロリーになるんじゃという話である(もっともこれは量だけの問題で、生野菜であることは伝統的なサラダなのだが)。

サラダにもはや、低カロリーの幻想は通用しない。薄々気づいている消費者は、そろそろ現実を認めるべきだ。
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by SAKICHI_I | 2014-01-10 11:35 | 雑記 | Comments(0)


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