イメージの悪い町

うちに帰る途中、建設中のマンションがあった。
そのマンションの名が気になった。
隣町の名がつけてある。

僕の住んでいるのは板練馬町(仮名)、隣は白金ヶ丘(仮名)という。
そのマンションは板練馬駅から歩いて10分たらず、白金ヶ丘駅までは20分以上かかる。
住所は板練馬、白金ヶ丘のどちらでもない。
行政区域としての白金ヶ丘町にも近いから、「マンション白金ヶ丘」であっても一応、嘘ではない。
とはいえこういう場合、近い方の駅をマンション名にするのが常識だろう。
例えば千代田区に外神田というところがあるが、最寄駅を中心に大電気街があり、通常、外神田でなはく「秋葉原」と呼ぶ。
そういう風に、日常的に最も多く使う駅の名を冠することが常識だし、実際わかりやすい。

名前だけを見てマンション白金ヶ丘を買った人は、まあそんな人はまずいないだろうが、住むところが実質的には板練馬町であることを知って驚くはずだ。
ちょっとした偽装と言えないこともない。

なのに、なぜ白金ヶ丘の名をつけたか、考えた。
いや、本当は考えるまでもない。
イメージが良いのである。
「白金ヶ丘」はまず、名前がしゃれている。
街としても新興で、大きなショッピングセンターと、美しい公園と、並木道がある。
逆に板練馬町は名前からしてもっさりしているし、ごく普通の住宅街兼商店街だ。
だが町としての歴史は古く、住民が長い時間をかけて居住環境を作っており、生活利便性は白金ヶ丘よりずっと良い。
ついでに言えば、交通の便も良い。
鉄道路線が2本通っているし、バスターミナルもある。

それなのに板練馬はそんなにイメージが良くないのか、と今日思った。
マンション白金ヶ丘から板練馬駅は、目と鼻の先である。
だから何、というわけではない。
なんとなく萎えた。
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by SAKICHI_I | 2007-11-10 00:30 | 雑記 | Comments(0)


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