2008ドラフト評価・メディア5社の評価を総合

同じチームでもサイトにより評価がバラバラであることが多く、必ずしも有益な判断材料にはならない。毎年のことである。まあそれにしても、「誰が見ても良い」「誰が見ても悪い」「意見が分かれる」程度の参考にはなる。
ちなみに選手名の正確な読み方は分からないので、ところどころ間違っていると思う。

収集したのは以下の5つの記事。
■Chad Ford/ESPN
■Kelly Dwyer/Yahoo! Sports
■Mike Kahn/FOX SPORTS
■Christopher Reina/RealGM Basketball
■Marty Burns/Sports Illustrated

Atlanta Hawks
No draft picks
Grade: −・−・B・A・−

指名権が無かったのになぜA評価・B評価があるのかというと、ロッタリーピックにホークスが登場しなかったことへの感慨である。

Boston Celtics
Round 1: J. R. Giddens (30)
Round 2: Bill Walker (47), Semih Erden (60)
Grade: B・B+・B-・A・C

指名選手の評価はそこそこ。なのになぜ高い評価があるのかというと、このチームでは当面「そこそこ」の働きをすれば充分だから。

Charlotte Bobcats
Round 1: D.J. Augustin (9), Alexis Ajinca (20)
Round 2: Kyle Weaver (38)
Grade: B-・B-・B-・C+・C

ブルック・ロペスが残っていながらオーガスティンを指名したことで、今ドラフト話題になっているピックの一つ。あまり強くないチームの場合は、リスクのある指名は避けた方がいいような気がするがねえ。

Chicago Bulls
Round 1: Derrick Rose (1)
Round 2: Omer Asik (36)
Grade: A・A+・A-・A-・A+

すべての評価は、イコール ローズの評価。個人的には、大学時代の試合をいくつか見た限りではローズのすごさはよく分からん。

Cleveland Cavaliers
Round 1: J. J. Hickson (19)
Round 2: Darnell Jackson (52), Sasha Kaun (56)
Grade: A-・A-・C+・A・B-

ヒクソンの評価は割と高く、「19位としては上々」の声多し。オフェンシブmindの、運動能力のある選手だとのこと。

Dallas Mavericks
Round 1: None
Round 2: Shan Foster (51)
Grade: D・D・C・C-・C

1位指名権をジェイソン・キッドと交換で出したことに、非難囂々。まあプレーオフがあのような結果に終わっては、言われても仕方なし。

Denver Nuggets
Round 1: None
Round 2: Sonny Weems (39)
Grade: C・C-・C・C・−

特記事項なし

Detroit Pistons
Round 1: None
Round 2: Walter Sharpe (32), Trent Plaisted (46), Deron Washington (59)
Grade: B・A・C・B・B

「ジョー・デュマスのやることに間違いはなかろう」というコメントが多い。それだけの評価を得るGMも大したもの。

Golden State Warriors
Round 1: Anthony Randolph (14)
Round 2: Richard Hendrix (49)
Grade: A・B+・B・A-・C

アンソニー・ランドルフは「未完の大器」との評価あり。それがGSのドラフトの評価が分かれた理由。さて真相は……


Houston Rockets

Round 1: Donte Greene (28)
Round 2: Joey Dorsey (33), Maarty Leunen (54)

Grade: B+・B+・B-・A・B

恐ろしくごちゃごちゃしたトレードの結果こうなった。ロケッツは25位指名権を持っていたのになぜかグリーンをとらずBatumを指名し、後で「やっぱりグリーンが欲しい」と思ったのかトレードを繰り返し、結局グリーンを獲得。その当のグリーンの評価が悪くないので、ドラフト評価もまずまず。

Indiana Pacers
Round 1: Brandon Rush (13), Roy Hibbert (17)
Round 2: None
Grade: A・A+・C+・B-・B+

ドラフトピックよりも、トレードも含めた再建開始を評価する声多し。正直なところ意外だった。

Los Angeles Clippers
Round 1: Eric Gordon (7)
Round 2: DeAndre Jordan (35), Mike Taylor (55)
Grade: B+・B+・C+・B+・B

PG獲得が必須であることは分かるが、それならオーガスティンをとるべきだったとの意見あり。ディアンドレ・ジョーダンは「化けるかも」とのコメント多し。

Los Angeles Lakers
Round 1: None
Round 2: Joe Crawford (58)
Grade: A・−・B+・C+・C

特記事項なし

Memphis Grizzlies
Round 1: O.J. Mayo (3), Darrell Arthur (27)
Round 2: None
Grade: B+・A-・C-・A・B+

主力の一人であるマイク・ミラーまで出してメイヨを獲得。現在を完全に捨てて、再建に賭ける。一応、ガソル放出に続く動きとして一貫性はある。ところでメイヨは、グレッグ・オデンに次ぐリーグNo.2のふけ顔。

Miami Heat
Round 1: Michael Beasley (2)
Round 2: Mario Chalmers (34)
Grade: A+・A+・A・A・A+

わずかにではあるが、1位指名のブルズよりも評価が高いのである。2位指名のチャルマーズが、異様なまでの高評価。1巡目後半でもおかしくなかった、との意見あり。

Milwaukee Bucks
Round 1: Joe Alexander (8)
Round 2: Luc Richard Mbah a Moute (37)
Grade: B・A-・C-・C・A-

指名選手二人の評判はよい。しかし、ジェファーソン獲得にブーイング。二人と、まるっきりポジションがかぶるのである。

Minnesota Timberwolves
Round 1: Kevin Love (5)
Round 2: Nikola Pekovic (31)
Grade: A-・B+・A+・B-・A-

コインの裏表、メンフィスの反対側だ。MEMよりは、評価が割れてない。ビッグマンだけに、ラブの方が将来性が安定しているのだろう。

New Jersey Nets
Round 1: Brook Lopez (10), Ryan Anderson (21)
Round 2: Chris Douglas-Roberts (39)

Grade: A-・A・A-・B+・A

個人的には、ケビン・ラブよりブルック・ロペスの方が上と見る。いくつかの予想外ピックがあったため、ロペスは「ここまで落ちた」感のある選手。メンフィス大で王様然としていたCDRが全体39位まで落ちたのにはクスリとした。

New Orleans Hornets
No draft picks
Grade: −・A+・D・C・−

指名がないのに最高点をつけたYahoo!の弁は「スモールマーケットなのだから節約すべき」というもの。少々ふざけた採点である。

New York Knicks

Round 1: Danilo Gallinari (6)
Round 2: None

Grade: A-・A-・C・B-・B

ドラフト会場ではブーイングを受けたものの、イタリア人青年の評価は案外悪くない。

Orlando Magic
Round 1: Courtney Lee (22)
Round 2: None
Grade: B-・C・B-・B-・B

4年生だけに大はずれではないだろうが、スターになる素材でもなかろう。

Philadelphia 76ers
Round 1: Marreese Speights (16)
Round 2:
Grade: A-・A-・B-・A・B-

スパイツ自身の評価は低くない。しかしアーサー、グリーンなどを指名すべきではなかったかとの意見あり。

Phoenix Suns
Round 1: Robin Lopez (15)
Round 2: Goran Dragic (42)
Grade: B・B+・C・B-・C

今季見た数少ないNCAAの試合の一つで、ロビン・ロペスは非常に存在感が薄かった。ジョキム・ノアでさえあの程度だから、その劣化版ロビンが活躍するとは思えん。

Portland Trail Blazers
Round 1: Jerryd Bayless (11), Nicolas Batum (25)
Round 2: None
Grade: A-・A・B・A+・A-

ベイレスは本職PG型ではなく点取り屋だとのこと。相変わらずPGが弱点のままだが、この先動きがあるのだろう。

Sacramento Kings
Round 1: Jason Thompson (12)
Round 2: Sean Singletary (42), Patrick Ewing Jr. (43)
Grade: C-・C+・C+・D・C

指名権のなかったチームをのぞけば、今ドラフトで最も評価が低い。トンプソンは「良くてロールプレイヤー」との評価、ユーイングJrに至っては「プロ入りする実力は無い」との酷評も。

San Antonio Spurs
Round 1: George Hill (26)
Round 2: Malik Hairston (48), James Gist (57)
Grade: C・B・C・B-・C

優勝争い同様、スパーズの神通力、ドラフトマジックにも陰りが見えるか。過去の高評価がなければ、この採点はもっと下がっただろう。

Seattle SuperSonics
Round 1: Russell Westbrook (4), Serge Ibaka (24), D.J. White (29)
Round 2: DeVon Hardin (50)
Grade: A-・A-・C+・B-・B-

ウエストブルックの4位指名は、今年の「予想外ドラフト」一番手であろう。採点もそれを反映し、評価が分かれた。SEA、LAC、CHAなどの予想外ピックがすべてPGであることが面白い。

Toronto Raptors
Round 1: None
Round 2: Nathan Jawai (41)
Grade: B・A-・C+・C+・B

J・オニール獲得のトレードも含めての評価。上から下まで。ペイサーズの評価が高いのと比べると、やはりこっちの方がリスクが大きいか。

Utah Jazz
Round 1: Kosta Koufos (23)
Round 2: Ante Tomic (44), Tadija Dragicevic (53)
Grade: A-・A+・C+・B・C

ここもまた、評価がバラバラである。Koufos、Tomicの二人とも7-1の超大型だけに、当たると恐ろしいことに。

Washington Wizards
Round 1: JaVale McGee (18)
Round 2: None
Grade: C+・B・D+・C・B

マギーは「プロ入りは早かった」との意見多し。高卒タイプのプレイヤーとなるか。

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by sakichi_i | 2008-07-02 21:49 | NBA関連 | Comments(2)
Commented by Reds at 2008-07-05 01:06 x
マギーのママは元WNBAです。
ドーシーはカレッジ時代オデンに喧嘩売ってたからトレード出されたんです。
目指せベンヲレス
Commented by SAKICHI_I at 2008-07-05 20:06
お!トリビアありがとうございます。
どーシーについて調べてみましたら、「オデンは過大評価、自分は過小評価」なんてことを言ったんですねえ。鼻っ柱が強くて、なかなかいい感じです。


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