というわけでもあるまいが、えらく大きな騒ぎになったものである。
DEN-NYK戦の終盤、ニックス選手のファウルをめぐって両チームの選手が大乱闘。 計10人の選手が退場処分となった。 記事もあるし、映像もまだしばらくは残すだろうから、事の顛末についてはくわしく書かない。 試合時間残り1分15秒。ナゲッツ19点リードで、その勝利が確定的な場面。 速攻からリングに向かって跳ぼうとしたDENのJRスミスに対し、NYKのマーディ・コリンズがかなり悪質なファウルをおこなった。 ヘッドロックから投げ飛ばすような形。 (今の子供たち、いや高校生でも、ヘッドロックとは何なのか分からんかもしれんな) ぶっ倒れたスミスはすぐさま立ち上がってコリンズに食ってかかり、両者にらみ合う。 そこへ両チームの選手たちが加わり、以下大乱闘……となった。 最初に映像を見た時には選手が入り乱れていてよく分からなかったのだが、後で見直してみると、闘っていたのは以下の5人だった。 DEN:メロ、スミス NYK:ネイト、コリンズ、ジェフリーズ 僕の見た限りでは、他の選手は止めようとしていた。 特にメロとネイトが特攻隊長だった。 最も積極的に相手選手に手を出し、騒ぎを大きくした。 ESPNではこういった暴力行為に及んだ選手達に対する処罰を、5試合以上の出場停止と予想している。 試合後ネイト・ロビンソンは「大差がついているのに、ナゲッツのスターターがコートに残ってさらに点差を広げようとしていたのが頭にきた」とコメント。 アイザイア・トーマスも似たような発言をした。 僕はよく分からないが、ナゲッツのした事は、それほど道義的にまずいか……? まあ大差がついた終盤はスターターを下げるのが普通だが、それは疲れや怪我の心配を減らすため、つまり勝っているチームの都合であって、負けている方のチームがどうこう言う筋合いはないんじゃないのかねえ。 ネイトやコリンズらNYKの選手が腹が立つのは分からんでもないが、それは元々あんたらが大量リードされるからいかんわけで(笑)。 逆にコート上の相手5人が全員控えで、そのうち2人は初出場ルーキーてなことになったとしても、これはこれで恥ずかしいんじゃないの。 要はNYK選手の怒りは、ホームコートで恥をかかされたことに対する怒りなわけで、「お前らが強いのが悪い」というはなはだ理不尽なものである。 ただこの事は、事件の本質とは関係ない。 どういう理由があろうとも、暴力行為を正当化する根拠とはならない。 さてこの騒ぎについて、僕の思うところだが…… 2年前のあの、客を巻き込んだ恐るべき乱闘事件の印象がまだ強いせいか、選手同士の喧嘩である今回の騒ぎがあまり重大な事であるような気がしない。 こういうこた時々あるでしょ、というぐらいのものである。 軽い処分で済ませるべき、と思っているわけではない。 不祥事に対しては厳罰をもってのぞむべき、と以前から書いてきた。 重大な罪をおかした選手には、追放という処分さえあってもいい。 ただ今日の事件については、ニックス、ナゲッツとも特に応援してないし、正直優勝戦線に影響があるとも思わないんで、どういう処分になるかあまり関心ないんすよね……。 何にしても殴られて頬骨の折れた選手はいないようで、幸いだった。 #
by SAKICHI_I
| 2006-12-18 01:46
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アイバーソンが加入することにより優勝に手が届く、というチームは現在NBAに無いと思う。
従ってAIがどこに行こうとも、それは優勝戦線に影響を与えない。 だからどうでもいい、というと嘘になるが、かといってあまり大きな関心は無い。 AIは間違いなくリーグのトッププレイヤーの一人であり、彼が優勝する器でないとは思わない。 だが彼を中心にして強豪チームを作るのは非常な困難を要する。 アイバーソン以外のメンバーとコーチが、まさにこれ以外ないというベストフィットの人材である必要がある。 その必要条件は二つ。 まず、AIがシュートを落としても落としてもディフェンスで踏ん張れる、強力なディフェンスチームでなければならない。 もう一つは他の選手達が、アイバーソンのとてつもないボール保持時間の長さとシュート回数を容認できる精神の持ち主でなければならない。 この二つ目の要件が障害となるため、AIと組もうとするスタープレイヤーはあまりいないし、いても実際に有機的な関係を築くのが難しい。 また実力が伴わず、自分では自分をスターだと思っている選手の場合も同様である。 思えば、2001年の76ersは奇跡だった。 コーチ、プレイヤーに恵まれたことと、あの時の東地区が他の年に比べてもレベルが低かったことが、76ersにとって幸運だった。 そうだ、そしてもう一つ。イリーガル・ディフェンスルールの存在。 アイバーソンとチームにとって、アイソレーションは伝家の宝刀、かめはめ波のようなものだった。 今、そのルールは無い。 今後、強豪チームでアイバーソンが優勝に貢献できる選手に変わることは無いのか? なろうと思いさえすれば簡単になれる、と僕は思う。 AIが敵を2人抜き、3人抜いてさらにゴール下で敵のセンターのブロックをかわすよりも、ノビツキーがディフェンダーのはるか上から放るジャンプシュートの方が遙かに確率が高い、と悟るだけでいいのだ。 (ノビツキーが同チームと仮定した場合) そのチームでの、自らを最も活かす役割を知ればいい。 そうすれば、働く機会は存分にある。 なにしろ、いまだにNBA最強のスラッシャーである。 アイバーソンは、エースとしてチームを優勝に導ける選手にはならなかった。 僕はAIが好きだったので、この事を残念に思う。 そういう選手になれる可能性は、充分にあった。 その条件の一つは、外のシュートが上手くなること。 もう一つは、ペネトレイトしてからのアウトレットパスだけではなく、チームオフェンスの中で味方を活かすパスができるようになること。つまり、PGのパスを身につけること。 これらのことは、実現しなかった。 現在強いチームには、今のところAI獲得の噂はない。 唯一マブスのみあるが、僕はマブスがとることはないと思うし、もしとったら間抜けだ。 実現の可能性やチームの意図を度外視すれば、クリッパーズがとれば面白いのではないかと思っている。 カセールが怪我と不調、リビングストンは背が高いだけに点はそこそことれるが、ゲームメイク力でカセールに遠く及ばない。 現在西地区10位のLACがチームの起爆剤としてアイバーソンを獲得してもいいのではないかと。 #
by SAKICHI_I
| 2006-12-15 20:36
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ケーブルTVは非常に便利なものだ。
しかしそれに慣れると、少しでもサービスの質が低下するとものすごく損をしたような気分になる。 僕は今、ケーブルTVのJ-COMに加入しているが、この会社はずっと僕にとって損になるような事ばかりしてきた。 ■2002年 スポーツi-ESPNを削減 スポーツチャンネルの一つ、スポーツアイの配信が無くなった。 アメリカンスポーツのファンにとって最も有意義でかつおもしろい番組の一つ、スポーツセンターUSAが見られなくなった。 頭にきた僕は、J-COMに苦情の電話をした。 俺 「なぜスポーツアイが無くなるんですか!」 担当者 「契約者からあまり見たいというご希望のないチャンネルを削減することになりまして」 俺 「……要するに、人気がないということですか」 担当者 「はい」 こう言われると、返す言葉がない。 「いや人気があるはずだ!」 と言ったとしても、根拠がない。 データを持っているのは向こうである。 「とにかく、僕は不満です」 と役にも立たん捨てぜりふを言って、電話を切った。 それから1年以上後、スカパーを契約した時に、こっちの方でスポーツアイを申し込んだ。 月1000円で、年間12000円。 NBAリーグパスが早期割引で16000円であることを考えても、安くはない。 ■2005年 J-sportsとスポーツアイが合併。しかしメリット無 二つのスポーツチャンネル業者が合併。僕はこれに期待した。 J-sportsはJ-COMの標準チャンネルである。 ここにスポーツアイが加わることにより、再びESPNがチャンネルに加えられるかと思ったのだ。 実際、そうなった。 ところが J-COMデジタルの契約でないと見られない。うちはJ-COMアナログ。 デジタル契約にするためには、現在の月会費が1000円アップ。 何のことはない。現在のスカパーESPNと同じ額。 手続きをするだけ時間の無駄だ。結局現行のままでいくことにした。 このテレビ局合併の時、もう一つ良くない事があった。 J-sportsはそれまで3つのチャンネルを放送していたが、そのうちの一つが有料となった。 まさにこのチャンネルで、NBAやNCAAの試合を放送しているのだ。 (ただし再放送は他のチャンネルでもやる) 月会費1000円。しかもデジタル専用。 従ってこのチャンネルを見るためには、月2000円の支出増となる。 確かにNBAの試合を放送してはいるが、週1回。それで年間24000円。 コストパフォーマンスが悪すぎる。 断念した。 ◎そして今回 よーうやく、嬉しい変化である。 うちのアパートの機器が大家さんの費用負担でデジタル用に変わることが決定。 しかもデジタル契約の月会費の半分も払ってくれるとのこと。 ネット回線やらなんやらパック料金の総額から3000円の支出減。 しかもこれからはスカパのスポーツアイ加入が必要なくなるから、ここでも1000円支出減。 トータルで4000円の節約となるのである。 毎月のことだから、これは決して小さくない額と言えよう。 J-COMの提案を、大家さんが了承したのだろう。 助かります。 数年前、スポーツアイが無くなって囲碁・将棋チャンネルが加わった時はJ-COMぬっ殺したろうかと思った。 時には、待っていれば良いこともある。 #
by SAKICHI_I
| 2006-12-06 01:18
| ただの日記
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最近のNBA Liveシリーズは本当におもしろくない。
確か2005年版まで買っていたように思うが、一週間もやらなかった。 もう一つの代表的なNBAゲームに「NBA 2K」シリーズがある。こっちの方は結構おもしろいらしい。 ところが残念なことに、最近このシリーズの日本語版が出ない。 確か2K3あたりまでは出ていたような気がする。 一応、海外版をネットで手に入れることはできる。 最新版、2K7(XBOX用)が先日発売された。 「アジア版」と書いてあるが、まさかアジア各国すべての国の言語でマニュアルが書かれているわけではあるまい。 とすると、英語だ。つらい。 ゲームの音声が英語なのはかまわない。 LIVEの方では塚本さんが解説役でしゃべるのだが、6点とったりしただけで「今日は誰も止められませんね」などとトンチンカンなことを言う。 あれなら無いほうがマシだ。 2K7を買うにあたっての大きな問題は、僕がXBOXを持っていないこと。 値段はいくらか知らないが、2K7をやるためだけにあれを買うのは気がすすまん。 おもしろくなかったら、ものすごい無駄だ。 #
by SAKICHI_I
| 2006-12-01 15:47
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GSウォリアーズが10勝6敗と調子がいい。 前試合で今絶好調のジャズに大勝。今日はスパーズに競り勝った。 Ellis、Biedrinsという二人の若手が活躍していることは気にかかってはいたが、映像で見る機会がない。 だからこの二人のことは、数字の上でしか知らない。 正直なところBiedrinsという選手は、名前も知らなかった。 数字や記事で読んだ限りでは、このBiedrinsの活躍は、一過性のものではなさそうだ。 スターターになってからの数字は、10.9点、11.7リバウンド、3.4ブロック(!)。 今日の試合では、大事な時間帯にダンカンのシュートを3回連続してブロックするという離れ業をやってのけた。 インサイドでの存在感が非常に大きいことは、数字を見るだけでも明らかである。 現在の課題はフリースロー。現在56%だが、これでも良くなった方である。 とりあえず、プロフィールをざっと調べとこうと思った。 以下、NBA.comのプレイヤーページより。 ■Andris Biedrins ラトビア人。1986年生まれ。20歳。 アーンドリス・ビーアドリンシュと読む、と書いてある。 身長211cm、体重110kg。センター・フォワード。 ちなみのこのあまりなじみのないラトビアという国は、東欧と北欧の間、スカンジナビア半島の根元にある。旧ソ連。 2004年のNBAドラフト、1順目11位でGSが指名。この年のドラフトの最年少選手だった。 1・2年目は特筆すべき活躍はしていない。それぞれ平均点は3点台。 NBAに来る前、ラトビアのプロチームで2年間プレイ。 1年目は2.9点、4.6リバウンドに終わったが、2年目は18点、8.9リバウンドを挙げMIP(のようなもの)を獲得した。 プロ入りの前後に、その年齢に応じた数々の世界大会に出場し、活躍した。 危惧したとおり、NBAで活躍しなければ何の意味もない記録の羅列となった。 ま、何も知らんよりはマシであろう(苦笑 それにしても最近の活躍はすごい。 何十人かに一人でもこういう選手が出てくれば、欧州ビッグマンの獲得もまだまだ続きそうだ。 #
by SAKICHI_I
| 2006-11-28 18:48
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